歯並びと噛み合わせ・側貌の改善
矯正治療の目的
矯正治療を行う目的は大きく分けて2つあります。
- ・ 歯並びと噛み合わせの改善
- ・ 口元(側貌)の改善
歯並びとあわせて噛み合わせを改善し、前歯の位置を調節して唇を楽に閉じられる状態を作りだすことが最終的なゴールです。
総合的にすべてが改善されてはじめて安定した永久歯列が完成します。
歯並びと噛み合わせの改善
歯並びだけを気にしていませんか?
安定した噛み合わせとは、上下の歯が1対2本であたる状態です。不安定な噛み合わせで上下の歯と歯が接触すると、歯や歯ぐき、そして顎関節に無理な力がかかり、歯が削れたり、ぐらつき(動揺)や、関節の痛み(顎関節症)など組織にダメージを与えることがあります。
歯並びはきれいになっても、上下の歯の噛み合わせが不安定では意味がありません。
不安定な噛み合わせでは
上下の歯が1本対1本であたる
安定した噛み合わせでは
上下の歯が1本対2本であたる
不安定な噛み合わせでは、上下の歯が1本対1本であたります。
安定した噛み合わせでは、上下の歯が1本対2本であたります。
大切な歯を守るために噛み合わせも重要です
大切な歯を守るために、歯並びとともに噛み合わせの改善も行い、唇を楽に閉じられる状態にすることが矯正治療の重要な目的です。
藤村矯正歯科医院では、歯をきれいに並べるだけではなく、噛み合わせや口元の改善も含めた正しい永久歯列の完成を最終目標にして治療計画を立てています。
治療前
治療後
治療前
治療後
口元(側貌)の改善
矯正治療による口元の改善
矯正治療の目的のひとつに口元の改善があります。矯正治療により美しい口元を手に入れるだけではなく、口唇の周りの筋肉が緊張せずにリラックスした状態で唇を閉じることができるようになると、口呼吸を防止することが出来ます。
口呼吸は口腔内の歯ぐきや粘膜を乾燥させ、むし歯や歯周病の原因となるだけでなく、それ以外にもさまざまな健康リスクがあります。口を閉じているということは口腔内環境を整え、身体を健康に保つためにとても大切なことなのです。
当院では、口元の改善を、歯並び・噛み合わせとともに矯正治療の重要な目的と考えて治療計画を立てています。
口元(側貌)改善の治療例
治療前
治療後
治療前
治療後
治療後は筋肉の緊張が少ない状態で、らくにクチビルを閉じることが可能になっています。
治療費の目安
矯正治療費・矯正期間は、症例の難易度により多少差がありますので診断時に確定し、詳しく説明いたします。下記は目安として参考にしてください。
約300,000円〜約1,180,000円(税込)
※精密検査料・診断料・通院毎の処置料を含む総額
動的治療 1~3年程度(月1回)
保定期間 1~2年程度(大体4ヵ月に1回)
オーダーメイドのワイヤー矯正装置を装着して歯を移動し、歯並びと噛み合わせを整えます(スタンダードエッジワイズ法)
治療後わずかに歯根の吸収を認めることがあります。
矯正治療中は歯の表面に装置を装着するため歯磨きがしにくい環境になり、むし歯になるリスクが高まる可能性があります。
当院では毎回の矯正処置時に徹底したクリーニングの実施、あわせてセルフケアに必要なアドバイス(歯ブラシ・歯磨剤の種類や清掃方法についての情報提供)を行っています。